インデックスファンドは偽造ファンドです

投資の世界では、株式指数をベンチマークにして、運用成績を株式指数と比較して成績の良し悪しを決めます。日本株では日経225やTOPIXなどの株式指数が比較対象です。それで株式指数そのものに投資をすれば、運用成績は株式指数に負けないとして考えられたのがインデックス(株式指数)ファンドです。

インデックスファンドは構成銘柄が株式指数と同じだから、値動きが株式指数と同じになります。しかしそれは多くの人がそう思い込まされているだけで、実態は株式指数に連動するように株式を組み入れられた投資信託です。だから株式指数の完全コピーじゃないです。完全コピーでは無い理由ですが、投資信託株価指数と違い、株を揃えるのに手数料を払って株を買います。それで完全コピーだと、手数料分株式指数からずれてしまいます。昔はそうでしたけど、インデックスファンドを買ったお客から、株価指数からずれていると苦情が来るようになり、株価指数にずれないように、対象となる株価指数に連動するように株式を組み合わせるようになりました。

実際昔、日経平均のインデックスファンドを買って、日経平均が上がったから、インデックスファンドも上がると思って、次の日の朝、新聞を見て基準価額が下がっていて驚きました。下がった理由は225銘柄を組み入れなければならないのに220銘柄しか組み入れていなくて、5銘柄分差が出ました。今はそうならないように偽造していますから、さほど差が出ないようになっています。

偽造紙幣も相手が信用すれば正式な紙幣という感じで、インデックスファンドが販売されていますが、偽造は偽造です。偽造紙幣は紙の質が違うから、使っているうちに傷んで分かりますが、インデックスファンドは修正して補正していますからずっとばれないだけで、偽造なことに変わりは無いです。だからインデックスファンドを買う時は、株価指数に連動するだけの偽造ファンドだと理解して、偽造が嫌いな人は買わないようにしましょう。