投資信託はゼロになりません

投資信託は投資だから大損するとか、価値がゼロになると思われている方が居ると思いますが、投資信託は大損したりゼロにはならないようになっています。何故なら分散投資をしていて、少なくとも30銘柄以上買っています。30銘柄は一番少ない特別なタイプで、普通はもっと分散しています。分散していますから1銘柄が大きく値下がりしても資産での比率が小さいから、さほど大きく値下がりしないようになっています。大きく値下がりする場合は、市場全体が大きく値下がりする場合です。それでも各株毎に値下がり比率が違うからずば抜けて大きく値下がりすることは無いです。

投資信託委託会社が倒産した場合、預けてある資産が、投資信託委託会社に流用されてゼロになるとかいうことも無いです。預けてある資産は分別管理で信託銀行が管理していますから、投資信託委託会社が私的流用することは不可能です。お金も投資信託委託会社には回らないで、証券会社から直接信託銀行に行きます。だから投資信託委託会社に流用されることは全く無いです。

投資信託で大損する場合があるとしたら、それはブルベア型ファンドです。ブルベア型は、先物取引を利用して2倍3倍の運用成績を上げる仕組みになっています。リスクも2倍3倍で損失も2倍3倍になります。ブルベア型は変動が大きいため、短期で解約する人も多く、解約が殺到したら一気に基準価額が下がります。それで解約をし遅れた人はかなりの損失になります。ただブルベア型でもゼロまでには下がりません。大きく下げると解約に備えて現金の比率を増やします。その現金がある限り、基準価額はゼロにならないということです。

投資信託は、金融庁が厳しくチェックを入れていて、投資家に大損をさせる投資信託は認めないようになっています。だから販売されている投資信託は、金融庁がチェックをした大損しない投資信託ばかりです。ブルベア型は解約が殺到したらでして、普段はそうひどくは無いです。だから投資信託は、投資家に大損させるような危ない商品だと思わずに安心して買うことです。